臥竜街の「全家福社区」は1985年に完成した台北市で良く見られる典型的な5階建てのエレベーターがないアパートです。コンクリートの多くの部分は崩れ、鉄筋がむき出しになり錆びていました。鑑定の結果、海砂使用建造物で、高塩素イオンを含むコンクリート建築物であることが明らかになりました。現行の法規定では、元と同じ居住坪数にすることは難しく、何度も調停が行われましたが成功しませんでした。さらに景気の影響もあり、多くの建築業者は調整を拒みました。潤泰新双子星の海砂使用建造物再建の報導を見た同居住区の責任者が弊社に連絡してきました。全家福社区を建設したのはRUENTEXグループではありませんが、RUENTEXは全家福社区の再建を援助することにしました。
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社会貢献と公益事業-全家福社区の再建に尽力
RUENTEXの2018年のCSR報告の中には「責任ある企業市民:潤泰新双子星」というテーマのレポートがあります。定例巡回検査において27年前に竣工した潤泰双子星に海砂使用の問題があることがわかりました。私たちには法的責任はありませんが、その責任を自ら負い、再建に尽力し、各界から注目されました。
再建の道のりは長く厳しいものでした。再建に対する入居者の考えや期待は人それぞれで、多くの質問を受けました。RUENTEXの土地開発チームはその専門知識に基づき入居者に説明を繰り返し、疑問を晴らし、全員に安心してもらうことができました。熱心な入居者の方々の奔走に感謝しています。
繰り返される説明会、延々と続く審議の途中で何度か地震が起こり、肝を冷やしました。建築の破損はひどくなる一方で、崩壊事件もあちこちで起きたため、業を煮やした入居者は台北市政府と議員に陳情し、審議を早めてもらいました。
この海砂使用建造物は室内崩壊が発生し、入居者が一人軽傷を受けました。私たちは自分たちの責任の重さを一層噛みしめ、全家福社区を一刻も早く再建したいと思うようになりました。
この全ての過程で、台北市政府と議員の方々が入居者の陳情を聞取り、全家福社区の審議を早めてくださったことに感謝しています。
台北市政府、RUENTEXのチーム、林主任の率いる居住者の婦人たちの奔走のおかげで、2020年に撤去と起工が始まりました。
私たちが断言できることがあります。それは「入居者の一致は建築業者による調整にとって最も重要な要因である」ということです。居住者の意見がばらばらだと、再建に至る道のりが難航します。全家福社区の全入居者の一致はRUENTEXを認めてくださったことを示しています。これはRUENTEXの全職員に対する最大の励ましです。もう一つ忘れてならないのは、市政府のポリシー修正が案件を迅速に勧めた重要な鍵となったという点です。
潤泰建設チームは尹総裁の指導の下、「社会を潤し安心できる生活を」をモットーに、土地開発、建築設計、建設施工、保全、アフターサービスなど一連のトータルサービスを提供しています。RUENTEXは安全、品質、サービスを最優先しているため、万一建築上の問題が生じても、入居者を孤独にすることはありません。RUENTEXグループの一貫した使命は安心して生活を任せることのできる「家」を提供することです。私たちの願いは、近い将来、全家福社区の皆さまが懐かしい場所に戻り、昔の暖かな生活を取り戻すことです。
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